崎山蒼志/アコギで魅せるフォークの麒麟児

皆様おはようございます、マチノネです。今回は若手ながらもその活動の長さと圧倒的な才能で人気を博したシンガーソングライター、崎山蒼志を紹介します。バナナマンのテレビ番組、「日村がゆく」の1コーナーにて演奏を披露したことがきっかけで有名となり、今では「呪術廻戦」などの作品に楽曲を提供するほどになっています。彼は中学から曲をあげており、その時代から今までの変遷なども楽しむことができます。若さ故に出せる蒼さと鋭さ、彼の魅力が存分に伝われば幸いです!

「崎山蒼志」はどんなアーティスト?

崎山蒼志は幼少期からギターを独学で練習し、小学6年生になる頃にはソロギターを完璧に習得、そして10代前半までに300曲ものオリジナル楽曲を制作したまさにフォーク界の麒麟児。力強くリズミカルなピッキングと、ポップスにはあまりない独特なコード使い、そして未熟さ、繊細さを強調するような揺れる歌声が特徴的なアーティストです。曲調や歌声が年齢を重ねるにつれて変化していく、成長過程を見ることができるとても等身大のアーティストである一方、歌詞や曲はとてもその若さからは出ないほど達観していて、かなり唯一無二の世界観を持っているシンガーソングライターだと思います。

初めて聴く人向け!入門曲3選

1,五月雨 https://youtu.be/kRBMulPxc64?si=eeaCuhjifwTQinoN

言わずと知れた崎山蒼志の代表曲、「五月雨」。中間コードやドミナントを多用したお洒落な進行と、夏夜を走るような爽やかなコードがバランスよく構成されています。個人的には「冬 雪 濡れて 溶ける」の後ろのコード使いが気持ち良すぎて仕方ないですね、ジャズやボサノバなどで使われるようなものをラストに持ってきてカッティングアコギと。まさに天才の所業。歌詞も「針」や「ナイフ」など彼の歌に度々出てくる鋭利なものが多く、あらゆる面で彼の音楽性を象徴する1曲だと思います。

2,燈 https://youtu.be/4jWzGkRsHw8?si=GAEA-6NvXbwx4wvN

アニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折」のEDとして起用された楽曲であり、コメント欄では「理子ちゃん処刑用bgm」などと言われていますが、呪術廻戦の内容を踏まえながらも彼自身の蒼さの籠った良曲です。サビ後の取り方が倍になるラップのようなパートがとても好きです。「孤独から日々を数えたら ひとつの涙に溺れてた くだらないならいっそ壊して 歌の中で自由に生きるから」これが20歳の書く歌詞ですか…ここの部分は「燈」のなかでもキャラクターではなく彼自身について描いた部分だと解釈しています。彼にとって音楽というものがどのような存在であるかが覗けるとても良い歌詞です。

3,夏至 https://youtu.be/7x8tYRhHa0c?si=cxK0t7I3KXQFO4EH

崎山蒼志の曲の中でもフォークやカントリーなどの要素が強い歌い出しから始まり、キャッチーで美しいサビへと繋がる。まさに夏至の夜が似合う一曲。「虫のように強く 果物のように美しい」などと前世は文豪なのかしらと思わせられるような歌詞が多く、文学的な曲だと思います。今までの歌詞が後ろの便箋のようなものに綴られていくMVもとてもお洒落で好きです。こちらもやはりラストの展開が怒涛なので是非最後まで聞いてみてください。

個人的おすすめ楽曲3選

1,Undulation https://youtu.be/qgS9eZM_ABM?si=HwZ00ILoq2tN8Dki

私が最も好きな崎山蒼志の楽曲です、「Undulation」。弾き語りから始まりサビからバンドサウンドになるというどちらも楽しめちゃうお得曲です。サビのオルガンとワウ踏んだギターが気持ちよくて仕方ないですね。途中で入ってくる琴のような和風なサウンドもアクセントになっています。「抽象的なナイフ」などの崎山蒼志らしい歌詞も入っていて、まさに成長途中のその刹那を切り抜いたような楽曲です。

2,潜水 https://youtu.be/8pRdHOujIwI?si=7PJWi9kPqY_Fc_Mb

天才的ギタリスト、君島青空とのコラボ楽曲。崎山蒼志の良さを残したまま、君島青空の独特なギターサウンドにより潜水している様子を表現しているアート的側面の強い1曲だと思います。「ちぎれるほど抱いた不平不満を 愛している 愛しているの」もうわかんないよなんなんだよこの人天才すぎるだろ。人生何回やったってこんな歌詞は書かないと思います。大尊敬。

3,逆行 https://youtu.be/aFR7TjHtG7s?si=1xal7YqVaSXvaZ7y

アコギカッティングの真髄!!!エレキすらも圧倒するようなロックサウンド!!かっこいい!!!!!!というわけで「逆行」です。彼の独特なコード使い×ダークなオルタナが合わないわけないんですよね。個人的には「闇編水流のロック」だと思っております、それほど繊細でお洒落なはずなのに底から這い寄るロックンロールが確かにいる。King Gnuやキタニタツヤなどと近しい雰囲気を感じる、彼のいつもとは違う魅力を楽しむことが出来る1曲です。

こういう時に聴きましょう

夏の夜、1人の夜、月の夜、崎山蒼志を聴きましょう。とにかく夜に1人で聴くのと相性がいい。いわば対話のようなものです、私たちは1人で彼の音楽を聴いて、同様、彼も1人でひたすらに私たちに鋭利な音楽を刺してくれる。天才と痛みを共有するという行為は救いと近い感覚がします。

さていかがでしたでしょうか。彼はまだまだ若いので今後成長するにつれてどのような曲を書いてくれるのか楽しみで仕方ありませんね。今回紹介しきれなかった曲も沢山ありますので、是非聴いてみてください。

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