お久しぶりです、マチノネです。今回はここ数年で圧倒的な覇権を獲得しつつあるボカロP、東京真中について紹介していきます。彼の歴史はまだ始まったばかりなので今からでも追いつけます、魅力を存分にお伝えできたら幸いです!
「東京真中」はどんなアーティスト?
東京真中は、2024年から活動を始めたボカロP/音楽プロデューサーです。「人知れぬ夜を音楽に」というコンセプトを掲げ、楽曲だけでなくミュージックビデオやアートワーク、プロモーションまで一貫して制作しています。 東京真中の音楽を聴いてまず感じるのは、とにかく「今っぽい」のに、どこか懐かしいということです。J-POPらしいキャッチーなメロディを土台にしながら、Nu DiscoやUK Garage、Indie Folkなどの海外サウンドやインターネットカルチャーを取り入れていて、聴きやすさと独特な音楽性が同居しています。 特に面白いのが、ボーカロイドを単なる「歌を歌わせるためのもの」としてではなく、楽曲の世界観を作るための重要な要素として使っているところです。重音テトや初音ミクなどの声を乗せることで、人間が歌うJ-POPとは少し違った無機質さや浮遊感が生まれています。また、東京真中は作詞・作曲・編曲だけでなく、ミックスやマスタリング、グラフィックデザイン、MVの企画・制作まで幅広く手がけています。 一曲だけを聴くのではなく、映像やジャケットまで含めて作品を見ることで、より深く楽しめるアーティストだと思います。
初めて聴く人向け!入門曲3選
1,ブレインロット https://youtu.be/UsjsYMo3O1Q?si=ghhi0yebmAuv5yKe
言わずと知れた東京真中の代表曲!TikTokを中心に踊ってみた動画が流行し、彼の名前を世界に広めるきっかけとなった曲です。2026年2月に発表された、重音テトをボーカルに迎えた楽曲で、現在の東京真中を知るならまず押さえておきたい一曲です。 ポップでキャッチーなメロディを持ちながら、電子的なサウンドが細かく動いていて、何度も聴きたくなる中毒性があります。特に、ボーカルの周りを音が忙しく動き回っているようなアレンジが気持ちよく、イヤホンで聴くと細かい音まで楽しめます。サビのデカ音圧のチェインも気持ちいいポイントです。2026年にはBillboard JAPANの「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」で自身初の首位を獲得した楽曲でもあり、東京真中を初めて知る入口としてかなりおすすめです。
2,ドゥーマー https://youtu.be/YcO-MxPf_Vg?si=oWCUQ7wGrcMX2AbV
個人的にはブレインロットよりこちらの方が好きです、ドゥーマー。重音テトをボーカルに迎えた2025年の楽曲で、東京真中のポップさとインターネットカルチャーへの感性がよく分かる一曲です。 彼の音楽の代名詞的なサビのチューンの不安定なシンセ音。これがクセになる。軽快に進んでいくリズムと耳に残るメロディがありながら、タイトルからも感じられるような少し陰のある雰囲気が混ざっています。この「明るいのに暗い」「ポップなのに少し不安」という感覚が東京真中の面白いところだと思います。MVまで含めて一つの作品として作られているので、曲を聴いて気になった方は映像も一緒に楽しんでみてほしいです。MVを含めてこの楽曲は海外人気が凄まじい様子です。東京真中の人気は国内に留まりません。
3,快啖ノススメ https://youtu.be/-yQlMbtTDJo?si=JNMU0Jid4vfMAE0e
この曲は東京真中として初めて人間のボーカリストを起用した楽曲で、はしメロさんと9Lanaさんが歌っています。 これまでのボーカロイド楽曲とは違った生身の歌声が入ることで、また違った東京真中の魅力を感じられます。特に歌ののリズムの良さや音節の割り振りというボーカル作成の上手さを感じることができる一曲です。音楽的には2000年代のJ-POPやY2Kカルチャーを意識して制作されており、Perfumeやm-floなどの楽曲も参考にしながら作られたそうです。 そのため、どこか懐かしいのに古臭くなく、「令和の音楽として再構築された2000年代ポップス」という感じがします。ボカロが普段の中心にない人でも入りやすい一曲なので、東京真中を初めて聴くならかなりおすすめです。
個人的おすすめ楽曲3選
1,フォーモ https://youtu.be/NaY0tOP29ps?si=lRszECt50Rv7vsD2
現在最新の楽曲であり、東京真中の真価を見ることができる曲です!「ブレインロット」、「ドゥーマー」からの不安定な夜の要素と「快啖ノススメ」からのボーカルのグルーヴを掛け合わせた最高クオリティの曲だと感じています。ボーカルのノリやすいメロディとダンスミュージック的なバックサウンドで社会風刺を歌うという新ジャンル。彼がこの「インターネットコア」という新ジャンルを兼任していくと予感しています。MVもそれに合わせて風刺的な表現が多く、是非映像も含めてお楽しみください。
2,ナイトグロウ https://youtu.be/lsIeftIIvMo?si=aFCYsA84IQPgYbgD
東京真中が活動を始めた2024年にリリースされた楽曲で、まさに「人知れぬ夜を音楽に」というコンセプトを感じられる一曲です。 これまでの夜曲を「ドーパミン深夜」と例えるなら、ナイトグロウは「セロトニン浅夜」ですね。夜の街を歩いているときのような浮遊感があり、派手に盛り上がるというより、夜の空気に溶け込んでいくような聴き心地があります。個人的には、東京真中というアーティストを知るうえでかなり重要な一曲だと思っています。2024年にはTBSラジオ深夜の推薦曲にも選ばれていて、東京真中の活動初期から注目された楽曲でもあります。
3,電海遊泳 https://youtu.be/4e3I9tJVil8?si=LLZXsgqjhZzzE-lm
佐藤乃子さんとのコラボ楽曲、電海遊泳。ゴーストノートを多用したEDMドラムに8bit風のベースとまさにインターネットカルチャーらしい、「電海」サウンドが特徴的です。ボーカルチョップもいいグルーヴを生み出しており2人の個性的な部分を整ったバランスで取り入れた楽曲だと思います。サビの転調から音数が増えるのも気持ちいいですね。サビの裏多分なんですけどチェインかかったコーラスがいるんですよね、これが音圧を増しながらボーカルをプッシュする役割をしていて上手い音作りだと感じました。
こういう時に聴きましょう
ドーパミンを欲する夜、セロトニンを欲する夜、眠れなくてネットサーフィンをしてしまう夜、東京真中を聴きましょう。彼の音楽は現代インターネットの権化です、そして我々は誰でもインターネットに触れている。彼の音楽が寄り添えない人はもう限りなく少なくなっています、圧倒的な影響力と伝播速度を持つ楽曲達はまさにインターネット。
さていかがでしたでしょうか。東京真中はこれからが真章だと個人的には思っていますので、これからの活躍に期待大です。皆様も是非聴いてみてください。
